咲宮家族の日記帳

【咲宮の家】

所在地：福岡の６人家族（祖父母、両親、律花、奏恵）の平凡な家族でした。

両親共働きの家で、奏恵にとって育ての親は祖母と言っても過言ではなかった、現代の家庭ではありきたりの普通の家庭事情。

でも実は、祖母は魔女で、ソロモンの悪魔と言う存在を知る者。
（魔女と言っても殲滅者ではなく、魔法としてのサイキックの知識と、薬や知恵を持っている昔ながらのただの魔女と言う意味。　魔法とかサイキックは使えません。）

祖父は神話に興味を持っていて、定年後は色々な場所に赴いて探索をしていた自称冒険家。
もちろん幻獣種の事も殲滅者ではない者が知れる限りは知っていた、まあ、いわゆる神話オタクだったとか。

律花が幼かった時は母親もまだ働いてなかったので、どちらかと言うと奏恵がお婆ちゃんっ子で、律花は近所の子（当時福岡に転入していた春翔含む）と遊びまわってたので親離れ気味でした。


【奏恵の入学理由と生まれ】
生まれ：家族を悪魔から守る為、家族の元を去った
入学理由：遺言に従い入学した

そんな平凡な普通の家の姉妹が殲滅者に目覚めたのは、１つの事件から。

まだ殲滅者としての自覚のじの字もなかった奏恵が、興味本位で手に取った祖母の本を読み、ソロモンの悪魔の事を知ってしまったのが事件の始まり。

悪魔の事を知った所為で、奏恵は悪魔に殲滅者の血を持つ事がバレてしまい、とある日、祖父母と奏恵だけがいた家に悪魔が襲撃。
その事故で祖母と奏恵を庇った祖父が死亡してしまった。

このままでは奏恵は愚か、家族全員の命も危ないと思い、祖母は祖父の遺言と言う事で、奏恵を武蔵坂学園に入学させ、家族と彼女自身を護る事に。
でも、さすがに中学一年生になったばかりの孫を一人で都内に放り出すのも気が引けたので、息子を対ヴァンパイアの殲滅者として育てていた朝間直樹（春翔の父）に奏恵を預ける事に。


【律花の入学理由と生まれ】
生まれ：ごく普通の家庭で何不自由なく育った
入学理由：親友（ライバル）が学園にいた

奏恵が家から出て数日後。
祖父の四十九日も終了し、やっと落ち着いた咲宮の家で律花だけ体に異変を覚える。

祖父の遺品を片付けていた律花が、祖父が集めていた蒐集品とソロモンの悪魔の襲撃の余波に共鳴してファイアブラッドとしての能力が覚醒しつつあった。

そんな中、祖父の事や奏恵の事で心労で倒れてしまった母の代わりに料理をしていた律花が包丁で手を切ってしまい、まな板を焦がしてしまう事件が発生。
自分の体に起きた異変を親友である春翔に相談すると、自分の力が殲滅者のそれだと教えてもらう。

自分がこんな体では、また祖父の悲劇が再来するかもしれないと言う不安と、親友の春翔が通う武蔵坂が殲滅者を集めた学校だと知り、律花もその武蔵坂に入学する事を決意。
祖母の力も借りて両親を説得し、上京を許可してもらう。
（※この時点で祖母から奏恵が東京にいる理由を律花は聞いてない）



…

で、今に至ると。

ちなみに
奏恵は春翔くんの家に居候中。律花は学生寮在住　と言う状況です。

この設定を作るに至り、春翔くんの背後さんには多大なご協力を賜っています。
この場をお借りして感謝の意を。